MENU

長崎開港記念会とは

世界に開かれた港、長崎。
この港を次代につなぐために。

長崎港は、鎖国時代我が国唯一の海外に開く窓口として、中国や西欧文化輸入の門戸となり、日本近代文明発展の原動力の役割を果たしてきました。明治維新後も我が国有数の貿易港として、長崎市の繁栄に大きな貢献をしてきました。

このように輝かしい歴史を有する長崎港も開港の時期さえ不詳で、開港を記念する行事等は全く行われていなかったので、市民の港に対する関心は、とかく薄れがちでありました。

長崎商工会議所は、かねてから長崎港に対する市民の認識を深め、将来の一層の発展を期するため、長崎港を記念する行事について議論を重ね、昭和5年4月、史学者の古賀十二郎らに委任して史実によって長崎開港を元亀2年(1571年)と認め、開港記念日を4月27日とすることに決定するとともに、県・市・海事関係機関とはかって、記念行事を執行する機関として長崎開港記念会を設立しました。

開港記念行事は、当初、「長崎みなと祭」と呼称し、先賢顕彰式をはじめ、貿易博覧会、記念講演会、旗行列、港の映画大会、各市大売り出しなど多彩な催しを行いました。

戦争により事業は中断。戦後は、昭和25年4月に長崎開港380年を記念に復活総会を開催。毎年、先賢顕彰式をはじめとした「開港記念行事」や「ながさきみなとまつり」などの事業を展開しています。