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開港記念行事

顕彰者一覧(医学儒学本草学)

向井元升

むかい げんしょう(1609~77)

向井元升(字以順、号霊蘭)は、肥前国神崎郡酒村(佐賀県神埼市)に生まれる。幼時、父とともに長崎に移住、22歳で儒医を志ざす。39歳の時に上町に立山書院(後の長崎聖堂)を創建、40歳で私塾向井社学輔仁堂を開設した。その間、医師としての名声も高まり、西洋医術の聞書『紅毛外科秘要』をまとめた。天文学や本草学にも精通、著書に『乾坤弁説』(西玄甫との共著)や『庖廚備用倭名本草』がある。万治元年(1658)以降、京都で開業、門人は貝原益軒ら多数を数えた。俳人向井去来は次男。