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開港記念行事

顕彰者一覧(史学)

田辺茂啓

たなべ もけい(1688~1768)

田辺茂啓(通称八右衛門、号功山)は、長崎に生まれ、東上町(上町)に居住した。田辺家は、享保6年(1721)以来、8代にわたって書記役を勤め、茂啓も同役を勤めた。かたわら長崎の歴史を調査、約30年後の明和元年(1764)9月、『長崎実録大成』(16冊)を長崎奉行石谷備後守清昌に献上した。備後守は、以後の書き継ぎを命じ、同5年(1768)茂啓が死没すると、書物改手伝役小原勘八にその後の書き継ぎを命じた。同書は、明和7年(1770)『長崎志正編』『同続篇』と改名、以後、長崎の正史とされた。