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開港記念行事

顕彰者一覧(烈士)

松平図書頭

まつだいら ずしょのかみ(1768~1808)

松平図書頭(名康英、康平)は、文化4年(1807)長崎奉行に任じられ、従五位下図書頭に叙せられた。翌年8月15日、イギリス軍艦フェートン号がオランダ船拿捕のため長崎港に侵入、オランダ商館員2名を人質にとり、水・食料を要求した。図書頭が水・食料を与えたので、17日、フェートン号は長崎港から遁走した。その夜、図書頭は異国船の不法な要求に屈した責めを負い切腹した。長崎の町民は深く哀悼の意を表し、諏訪神社境内に(こう)(へい)社を造営、図書大明神として祀った(明治以降、祖霊社に改称)。墓は大音寺(鍛冶屋町)にある(市指定史跡)。