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開港記念行事

顕彰者一覧(本草学)

盧草碩

ろ そうせき(1647~88)

盧草碩(名玄琢、通称徳兵衞、号葆庵)は、長崎の盧家(始祖君玉)2代庄左衞門の子として生まれる。盧家は、2代庄左衞門の時に内通事となり、以来、5代にわたって唐通事を勤めたが、家格は低かった。草碩は、12歳の時、小野昌碩について医術を学び、さらに27歳の時に上京、桂草叔の門人となり、その技術を磨いた。かたわら小林謙貞について天文学などを修めたが、特に本草学に精通、わが国本草学の開祖と称された。

福山徳潤

ふくやま とくじゅん(生没年不詳)

福山徳潤は、その詳細は不明であるが、最初、長崎聖堂の祭酒南部草寿について儒学を修め、さらに盧草碩について本草学を修めた。後に大坂(大阪市)で本草学の塾を開き、多くの門人を育成、本草学の元祖と称された。その門から加賀藩(石川県)の儒学者で本草学者稻生若水などが輩出した。